1. アレルギー性鼻炎の症状の基本的な症状
  2. 秋の花粉症か見分けるチェックポイント
  3. 季節によって変わる花粉症の症状
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季節によって変わる花粉症の症状

鼻をつまむ女性

鼻水やくしゃみ、目のかゆみなどの症状がつらい花粉症。毎年春が近付くと憂鬱な気持ちになる方も多いでしょう。
しかし実は花粉症は春だけではなく、夏や秋など一年を通して常に発症と隣り合わせにある通年病です。
春はスギ花粉、夏はカモガヤ・オオアワガエリなどで秋はブタクサやヨモギ・カナムグラなどが代表的です。

ここでは通年病である花粉症の秋期と春期における症状の違い、見分け方のポイントをはじめ、花粉症によって引き起こされるアレルギー性鼻炎の症状の特徴などを解説していきます。
風邪とよく症状が似ているため間違えやすく、対処が後手に回りがちなのでしっかりと特徴と元凶となる植物を把握して適切な対策をとるようにしましょう。

秋と春の花粉症の症状の違い

冒頭でも触れた通り、一年を通して花粉が飛散するため花粉症は「どの季節のもの」という概念から離れ、通年病となりつつあります。
ただ、通年病とは言えどもそれぞれの季節の中でも特定の期間に注意すれば被害は軽微で済むことも十分考えられます。
まずは秋と春の花粉症、それぞれの違いから見ていきましょう。

秋の花粉症は、夏の終わりである8月から秋まっただ中の10月にかけて発症することが多いです。
ブタクサやヨモギ、カナムグラなどのキク科やアサ科の植物が花粉アレルギーの原因となります。
一方春の花粉症は冬の終わりである2月から3月・4月を経て6月頃までと、花粉が飛来する期間は非常に長いです。
主なものとしては、スギやヒノキ・ハンノキ・シラカバなどの樹木から発せられる花粉が多いです。

このように秋と春の花粉症の違いは、花粉症の発症原因となる「植物の種類の違い」です。
秋の花粉症の根源であるブタクサ・ヨモギ・カナムグラなどの植物はいわゆる「雑草」で、背も低いです。
反対に春の花粉症の根源であるスギやヒノキ・ハンノキなどは樹木であり、背が高く山林に多く生息しています。

樹木の所在地こそ人里離れた山林ではあるものの、非常に本数が多く風によって広範囲に花粉が飛散しやすいため必然的に花粉症患者は多くなります。
一方秋の花粉症の根源であるブタクサ・ヨモギ・カナムグラの生息地は土手や河川敷、市街地内の空き地や学校の校庭など非常に身近な場所ではあるものの、数がそれほど大きくないことに加えて背が低く風で広がる可能性も極めて低いです。

外を出歩けばほとんどの確率で花粉をキャッチしてしまう春の花粉に比べ、秋の花粉はそれらが生息している場所(空き地や河川敷など)に近付かなければ花粉を体内に取り込む可能性が低いです。
予防方法としては、できるだけブタクサ・ヨモギ・カナムグラが生えている場所に近付かないこと、もしどうしても通らなければならない時はマスクなど防御対策を整えて通ると良いでしょう。

秋の花粉のもととなる植物の特徴も見ていきましょう。
キク科ブタクサ属の一年草であるブタクサは、本来は北アメリカ原産で明治時代に入ってきたとされる外来種です。
高さは1mほどで、開花時期は7~10月頃とされており道端や河原・河川敷など全国に広く分布しています。

キク科ヨモギ属の多年草であるヨモギは、古来より日本全国の至るところで生息する植物で地下茎を作り集団を形成します。
春先には摘んだ新芽を茹でておひたしや汁物の具、草餅にして食べるなどして親しまれています。
道路工事の際に植栽して土壌の安定を図る目的で使用されますが、これによりさらなる繁殖を広げ花粉アレルギーの被害を増やす原因となっており問題視されています。

アサ科カラハナソウ属の一年草であるカナムグラは、雌雄異株のつる植物で茎から葉柄にかけて鋭いトゲを持ち木や電柱・ガードレールなどに巻き付きます。
開花時期は8~10月で、日本全国の道端や荒れ地・空き地など日当たりの良い場所で生育します。
生体から発する窒素を強く好む傾向にあり、畜産業や農業、家庭排水などの影響で豊かになった土壌で繁殖します。
他の種よりも強いため、さらに花粉を広める結果となります。

他にも秋と春の花粉症の違いは、僅かではあるものの症状においても見られます。
通年病である花粉症の代表的な症状としては、くしゃみや鼻水・目のかゆみや充血、そして涙などが挙げられますが秋の花粉症にはこれらに加え、頭痛や咳・全身のかゆみも挙げられます。
時期的に風邪の症状と混同しやすいため、発見が遅れるという特徴があります。

ちなみに、通年病という名前の通り日本国内ではほとんどの時期のムラがなく花粉が飛散しています。
6月は梅雨の季節で雨によって花粉が飛びにくいとされてはいるものの、5~8月の初夏から真夏にかけての時期においてはカモガヤやオオアワガエリの花粉が去来します。
ですので、11~1月の真冬以外はほとんど何かしらの花粉症対策が必要になってきます。

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